東京・品川に拠点を置く城南信用金庫の川本恭治理事長(62)。全国254の信用金庫のネットワークを生かして地方創生や中小企業の活性化を後押しする「よい仕事おこしフェア実行委員会」の事務局を務める城南信金は、全国の信金のリーダー的な存在。「うれしの茶」を使ったクラフトビールの完成披露式を21日に控え、佐賀の魅力にじかに触れようと来県した。
9日から1泊2日で県内を巡った。うれしの茶を味わい、茶畑を見学。唐津市で唐辛子の農園や呼子の朝市、伊万里市では畜産農場を訪ねた。ランチで食べた伊万里牛に「繊細で上質な脂。こんな牛肉は東京でも食べられない」と驚いた。豊かな食材を育む土壌を目の当たりにし、「佐賀県、恐るべし」と口にした。県産タマネギのクラフトビール構想も温めている。