バレーボール女子・Vリーグ1部(V1)の久光スプリングス(鳥栖市)はレギュラーラウンドを18勝4敗の3位で突破したが、プレーオフ(PO)では1勝もできずに年間6位に終わった。2季ぶりの優勝を目指し、今季から鳥栖市に練習拠点を移した佐賀“元年”。期待された若手の成長もあったが、シーズンの最後をいい形で締めくくることはできなかった。

 昨年10月の鹿児島国体で優勝し、勢いを持ってリーグ戦に突入した。佐賀での“初陣”となったSAGAアリーナ開幕戦で2連勝を飾り、上々の滑り出しを見せた。その後、前半戦はけが人が相次ぎ苦しい陣容となったが、主将の大竹里歩を中心にまとまりを見せて9勝2敗で乗り切った。

 後半戦はけが人が復帰し、最終盤を4連勝で締めくくった。2季ぶりの女王奪還に向けて、酒井新悟監督も「レギュラーラウンド3位は気にしていない。ここからのPOが大事」と強調していた。