2026年4月に四年制大「武雄アジア大学」の開学を目指す旭学園(佐賀市)と武雄市は27日、基本構想に関して「現代韓国学部」「次世代教育学部」の2学部としていたものを「東アジア地域共創学部」の1学部に変更すると発表した。総事業費は30億円を予定しており、武雄市が最大で13億円を支援する考えであることも明らかにした。

 市議会特別委員会で学園と市執行部が学部構想の変更と市の財政支援について説明し、終了後に市と学園が共同で会見を開いた。

 学園が運営する佐賀女子短大の今村正治学長は、「現代韓国学部」に関して、昨年6月の構想発表後の検討を経て「多角的でグローバルな視点を養うため学ぶ対象をアジアまで広げるべきという考えに行き着いた」と変更理由を説明。台湾、タイ、マレーシア、中華圏なども含めた「東アジア地域共創学部」にする。