アート活動に取り組む基山町の障害福祉サービス事業所「PICFA(ピクファ)」のアーティストによる展覧会が、町内の蔵元・基山商店のギャラリー「基肄(きい)の蔵」で開かれている。衣食住をテーマに、メンバー20人が独特のタッチで描いた絵画や立体作品など約200点が酒蔵を彩る。25日まで。
赤と白の三角コーンをつなぎ合わせて作った高さ約1・6メートルの巨大な犬の立体作品や、Tシャツやバッグ、キャンドルなどの日用品も並ぶ。本田雅啓さんは車にペンキで絵を描くライブペイントも行い、下書きなしで車体に大胆な模様を描いた。
ピクファの原田啓之施設長は「個性豊かな作品ばかりで、飲食関係や家具メーカーとのコラボなどこれまでにない空間を演出している。利用者との出会いも楽しんでほしい」と話す。
入場料1000円。大学生以下は無料。午前11時~午後7時(最終日は午後5時まで)。(井手一希)