唐津市肥前町の小学校統合に伴い納所小が3月末で閉校されることから、地元有志が3月10日、記念イベント「風車ウォークinひぜん」を開く。9基ある風車や番所、漁港などを歩いて回り、節目に思いをはせる。

 納所小は1875(明治8)年に創立された。2023年度の在校生は60人で、4月から田野、入野と統合して「肥前小」となる。

 当日は納所小運動場に駐車場を設けて、受け付けを午前9時から始める。納所農漁民センターを発着点に同10時からスタート。遠見番所コース(5・2キロ)、京泊漁港コース(7・6キロ)、鶴牧コース(14キロ)の三つを準備している。

 主催する実行委員会代表の井上充さん(75)は「母校がなくなるのは寂しいが、区切りをつけないといけない。納所地区の現状を見てほしい」と話す。

 参加費は大人千円、中高生500円、小学生以下は無料。定員は200人。住所、氏名、年齢、コース名、電話番号を明記の上、〒847-1525 唐津市肥前町納所辛407-1、「風車ウオークinひぜん」事務局に郵送する。締め切りは2月29日必着。問い合わせは井上さん、電話090(4352)3712。(松岡蒼大)