堀江貴文さん(中央)が見守る中、養殖用のバスケットにカキを入れる合宿参加者=藤津郡太良町大浦の有明海

 実業家の堀江貴文さん(51)による会員制コミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」(HIU)の冬季合宿が10日、太良町で始まった。全国から集まった40人の参加者は、同町のカキ養殖業者から養殖方法や有明海の現状などを学んだ。合宿は鹿島市、吉野ヶ里町、有田町などで12日まで行う。

 カキ養殖業者「海男」代表の梅津聡さん(50)が、自身の事業について説明。「有明海は2009年ごろから悪くなった。ナルトビエイが増えた影響で貝類が採れなくなった」と語り、バスケット(カゴ)を使った養殖法を紹介した。

 カキを入れたバスケットをワイヤで海中につるす方法で、バスケットには浮きを取り付け、海中で上下左右に動かすことでカキの成長を促す。参加者はバスケット作りを体験。バスケットにカキを入れて海に沈める作業も行った。

 合宿の実行委員長で佐賀市在住の藤直道さん(31)は「会員が佐賀の魅力を知るきっかけになればうれしい」、愛知県豊橋市から参加した日高明彦さん(41)は「日常経験できないことを味わえたので、新たなエネルギーを得た気分」と笑顔を見せた。

 初日を終えた堀江さんも「梅津さんの取り組みは以前から知っていたが、詳しく聞くことができた。有明海のことも気になっていたので、現状を聞けてよかった」と話した。(澤登滋)