能登半島地震では水道管などが大きな被害を受け、断水の長期化が課題となっている。佐賀県内の主要水道管は、継ぎ目がずれにくく耐震性がある管の割合「耐震適合率」(2021年度末)が27・8%で、全国平均の41・2%、さらに今回の地震で多数の断水が発生した石川県の36・8%を下回り、全国ワースト5位となっている。対策は急務だが財政的な厳しさがあり、関係者は「簡単に解決する問題ではない」と指摘する。