有田焼は高級品ではなく、贅沢(ぜいたく)なもの―その価値観をコンセプトにしたショップには、完成までの手間ひまや職人の手仕事を感じられるアイテムがそろいます。使う人が自ら考え、工夫し、自分らしく使えるような“余白”のあるものを。「ものづくりの町だからこその質感や考え方を提案したい」と店をディレクションする高塚裕子さん。あなたの中の「有田焼」を探しに訪れてみませんか。

◆リトアニア出身で、今は有田町で作陶するアーティスト・cupaさんの作品には、小粋なメッセージが描かれている。ワインやコーヒーもカジュアルに飲めそうな湯飲み(1万1000円)、豆皿(5500円)
◆どっしりとした伊賀焼の急須では、ほうじ茶などをたっぷりいれたい(1万2980円)
◆よくしなって折れにくい竹素材の箸は、長めで先が細く使いやすさも◎(1760円)  
 
◆デンマーク王室御用達RANDERSHandskerのグローブは、絶妙なカラーがすてき。半袖ニットに合わせたり、ワントーンコーデの差し色にしたり(1万5180円)
◆コーディネートの幅が広がりそうなざっくりとした半袖ニットは、アルゼンチンの女性グループが手編みしたもの(4万2960円)
◆「hikaru noguchi モヘアマフラー」(2万6400円)は、ブラッシング用の小さなタワシ付き。穴が開いたら装飾ダーニングのサービスもある
◆スペインの老舗ブランドの布製スリッポンは、細身ですっきりしたシルエット(7260円)
◆伝統工芸の竹細工をファッションに取り入れて。大分在住の作家・福田真理子さんの竹のカゴ(3万5200円)
 
(左から)
◆赤ブドウを果皮ともに低温で数時間煮込んで作るイタリア産のジュース「モスト・ドゥーヴァ」(2808円)
◆梅と塩のみで作られた「紀州のうめ酢」(864円)。高塚さんのおすすめは、唐揚げの下味、塩代わりに卵焼きに
◆フルーティーな酸味とプチッとはじける食感が魅力の京都発の「ピプパのP.マスタード」(1026円)。ぜひナポリタンにかけてみて
◆熊本の米問屋で父子2人で作っているというポン菓子は、米のおいしさが際立つ。「くりぽん」(650円)

DATA

有田川沿いの古い磁器商家を改装した店舗。キッチン用品から食器、文房具、アパレル、食品まで幅広いジャンルを取り扱う

【住】有田町本町丙1054
【電】080‐7983‐5733
【営】11:00‐18:00
【休】水曜
【P】駐車場あり
【IG】bowl_arita

LINEで送る