障害者の職業能力向上や雇用促進を目的とした「第46回佐賀県障害者技能競技大会(アビリンピック佐賀大会)」が20日、佐賀市のポリテクセンター佐賀で開かれた。15~45歳までの男女38人がビルクリーニングや縫製、模擬喫茶店で接客を行う「喫茶サービス」などの7種目で職業技能を競った。

 ビルクリーニングでは、模擬オフィス内のごみ処理や清掃といった技術や、マナーや適切な道具の取り扱いなどを審査し、参加者は真剣な表情で課題に取り組んだ。伊万里特別支援学校高等部2年の髙田友翔(ゆうと)さんは「短い時間の中で作業するのが苦手なので、『素早く丁寧に』を心がけた。来年もまた出場したい」と話した。

 大会は、県と独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構佐賀支部が主催。表彰式は2月7日に実施する。縫製の初心者コース以外の6種目の金賞入賞者は、11月に愛知県で開かれる全国大会に出場する。(坂本有佐)

 入賞者は次の通り。(敬称略)