2024年シーズンの活躍を誓い小松政市長(右)と握手する古川侑利投手=武雄市役所

 武雄市出身のプロ野球ソフトバンク・古川侑利投手(有田工高卒)が24日、同市役所を訪問し、小松政市長に2024年シーズンの活躍を誓った。古川投手は2月からの春季キャンプに備え、昨年12月中旬から市内のひぜしんスタジアムで自主トレーニングを行っている。

 古川投手は昨年10月に球団から戦力外通告を受けたが、11月に育成契約を結び今シーズンの巻き返しを目指している。小松市長にトレーニング内容などを説明し「できるだけ早く支配下登録となり、ペイペイドームのマウンドに立ちたい」と意気込みを示した。小松市長も「1軍のマウンドで躍動する姿を早く見たい。今年も全市を挙げて応援する」とエールを送った。

 古川投手は自主トレ開始前に米シアトルで科学的トレーニングを行い、上半身を中心に筋力が大幅にアップ。体重は5キロ増の96キロになったことを明かした。ボールへの力の伝わり方がより強くなったとし「1軍で50試合登板することを目標に、キャンプでは初日からブルペンに入りたい」と話した。

 市内での自主トレは26日で終了し、2月1日から宮崎県で始まる春季キャンプに参加する。(西部支社・澤登滋)