呼子小5年生が呼びかけ、約100人で取り組んだ海の清掃活動=唐津市呼子町のキャランコビーチ

 呼子小(唐津市)の5年生が19日、呼子町のキャランコビーチで清掃活動を行った。自分たちで企画して2カ月前から準備し、地域住民や地元のこども園児と共に約100人でごみ拾いに取り組んだ。

 総合学習の授業で、マイクロプラスチックの影響や清掃に訪れるたびに漂着ごみがたまる状況を目の当たりにし、より多くの人に海ごみの現状を理解してもらおうと企画した。宣伝部など3班に分かれ、チラシを配ったり、同校ホームページで専用ページを作るなどして参加を呼びかけてきた。

 5年生24人と地域住民ら約80人がペットボトルキャップや木々などを拾い、軽トラック2台分が集まった。ごみの一部は、海ごみの現状を伝えるアート作品に生かしていくという。参加賞には、ペットボトルキャップを加工した親子クジラのキーホルダーを贈った。

 宣伝部のリーダーを務めた前川七海さんは「こんなに来てくれると思わなかったからうれしい。ごみが少なく、楽しく泳げる海になってほしい」と話した。(横田千晶)