城原川ダム建設事業は水没予定地域の住民が土地の補償基準額を承認したことで大きな節目を迎えた。予備調査から半世紀。高齢化した住民らは苦難の歩みを振り返りつつ、安心感と新たな生活への心配が交錯する複雑な表情を見せた。 「よかったね」。