唐津市は、七つの離島で活動する「地域おこし協力隊」の隊員を募集している。人口減少や高齢化が進む中、都市部などの人材を積極的に招き、島内外の交流の活性化と関係人口の創出を目指す。
隊員のミッションは「島と島外の人をつなぎ、島を応援するコミュニティーを醸成すること」。市街で島民と交流するイベントを開催するなどし、島の課題を市全体で考える雰囲気づくりを目指す。
七つの島の人口は今月1日現在で合計1198人で、2000(平成12)年の2545人から半減しており、住環境の維持が課題となっている。離島振興室の担当者は「外部の視点を取り入れ、唐津市全体で島のことを考えて応援する仕組みを作りたい」と話す。
募集は2月12日まで。月給17万7900円。年度単位の更新で、期間は最長3年。市は25日午後7時半から、募集に関する説明会をオンラインで開く。専用フォームから申し込みが必要。問い合わせは離島振興室、電話0955(72)9220。(松岡蒼大)