佐賀県は17日、先週(8~14日)の新型コロナウイルス感染状況を発表した。39カ所の定点医療機関から報告された新規感染者数は539人だった。前週(1~7日)から209人増えた。8週連続の増加。1医療機関当たり13・82人で、前週の1・63倍だった。

 高齢者施設や医療施設など15カ所で患者184人のクラスター(感染者集団)が発生した。

 保健福祉事務所ごとの1医療機関当たりの内訳は、佐賀中部11・85人、鳥栖8・8人、唐津9・86人、伊万里12・4人、杵藤23・33人。年齢別では9歳以下の82人が最も多く、次いで40代が71人、80歳以上が70人だった。1週間の新規入院患者数は110人で、前週から28人増えた。

 県健康福祉政策課は「成人式があり、学校も再開するなど本格的に社会活動が動き出す中で感染者が多く出ている。改めて換気や手洗いなど基本的な感染予防対策をお願いしたい」と呼びかけている。(栗林賢)