昨年4月より、佐賀の食材を使ったレシピを提案する連載「サワサガ食堂」をスタートした澤本夏輝さん。LDH所属のダンス&ボーカルグループのパフォーマーとして活動する傍ら、得意の料理を生かした仕事にも取り組んでいます。きょう、30歳の誕生日を迎えた澤本さんの素顔に迫ります。
 

―料理に興味を持つきっかけ

 

 母が保育園で調理をする仕事をしていたので、料理は身近なことでした。母の作る料理がおいしくて大好きで、1人暮らしを始める前には、母の手伝いをしながらいろいろ教えてもらいました。

 実は、高校進学のとき、地元・長野の調理科と普通科、東京の高校と3つで迷っていたんです。ダンスをするにも体作りが大切だから、学んでおくと後に生かせるかなと。結局地元の普通科に進んだのですが、卒業後上京してからのアルバイトはすべて飲食店のキッチンでしたね。最初にアルバイトをしたパスタの店で、材料や味付け次第でいろいろアレンジできる料理の楽しさを知り、家で自分でも作るようになって、“得意”になりました。今も、夕食はほぼ自炊です。
 

―サワサガ食堂について

 料理に関する仕事をしたいと思っていたので、依頼があったときは「頑張りたい」と思いました。佐賀の食材は、「佐賀牛」くらいしか知らなかったのですが(笑)、いざ始めてみるとたくさんあって驚きました。嬉野で食べた「温泉湯豆腐」は衝撃でしたね。「光樹トマト」や「伊万里梨」も甘くておいしかったです。

 普段はきっちり計らずに作るので、レシピにするとき分量を割り出すのが大変。ちょっと足りないなって感じたとき、それが何を足せばいいのかなど迷いますね。

 写真の撮り方や盛り付けも難しいです。連載を始めてから、SNSで流れてくる料理の写真を意識するようになりました。盛り付けは、僕、普段人の3倍くらい食べるので、どれくらいの量を盛り付けるのが適切なのかが分からなくて(笑)。撮るときは、いつもよりかなり少なめに盛っています。

 ファンの方がCDのリリースイベントなどで、「作りました!」と写真を見せてくれたり、僕が佐賀で訪れたところに行ってくれたりしているのはうれしいですね。

 「サワサガ食堂」という老若男女が親しみやすいタイトルも、自分でアイデアを出したのれんのロゴも気に入っています。

調理中はさすがの手際のよさ。
FCイベントで料理教室を開いたことも

―これからやりたいこと

 今までは自分の料理のレパートリーを生かしたメニューが中心でしたが、今後は普段作らないものにも挑戦してみたいですね。パンを使ったメニューとか。

 佐賀もまた訪れたい。からつバーガーなどのご当地グルメも食べてみたいし、バルーンフェスタの気球にも乗ってみたいです。連載が続いてレシピがたまってきたら、レシピ本も出せたらいいですね。「サワサガ食堂」も「佐賀」も「FANTASTICS」も、もっと広まるように頑張ります!

―パフォーマーとして

 バレエ・ジャズ・ロック・ハウスとさまざまなジャンルのダンスをやってきて、“スタイル系”といわれるスタイリッシュなダンスには自信があります。4歳から始めて約25年、そこが自分が一番輝ける場所だと思っているので、パフォーマーとしての僕にもぜひ注目してほしいです。

※後日、グループやプライベートについて掘り下げたWEB版を公開予定。

profile

 

澤本 夏輝(さわもと・なつき)
■1994年生まれ、長野県出身。LDH所属のダンス&ボーカルグループ「FANTASTICS」のパフォーマー。毎月第1金曜発行の「Fit ECRU」にて、レシピ連載「サワサガ食堂」を担当。2/11~は初のアリーナツアー「FANTASTICS LIVE TOUR 2024 “INTERSTELLATIC FANTASTIC”」がスタート。3/9、10にはマリンメッセ福岡でも公演を行う
IG:natsukisawamoto_official
連載:サワサガ食堂

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