「チームのために60分間体を張る」。誰よりも犠牲心を持ち続けた佐賀工主将の大和哲将は、強い覚悟で花園の舞台に立った。ひたむきに、挑戦者の気持ちを忘れずに戦い抜いたが、決勝の舞台に手が届かなかった。「申し訳ない」。大粒の涙を流しながら、仲間や家族に頭を下げた。