「自分の歌や言葉が誰かのエールになるように活動を頑張りたい」と話す瀬口侑希さん=佐賀市の佐賀新聞社

 演歌歌手の瀬口侑希さんが、2年ぶりのメジャー演歌シングル「さだめの海」(日本クラウン)のキャンペーンで、佐賀新聞社を訪れた。約5年ぶりに佐賀訪問で「以前、作曲でお世話になった徳久広司先生や演歌歌手の六本木ヒロシさんの地元に来られてうれしい」と笑顔を見せた。

 瀬口さんは兵庫県出身。オーディションでのグランプリ受賞を機にプロデビューし、来年で25年目を迎える。2021年9月と22年11月に東京で開催したコンサートには、唐津市出身の演歌歌手・六本木ヒロシさんをゲストに招くなど交流も深い。現在は、毎週水曜の午前4時半からBS12で放送されているレギュラー番組「瀬口侑希のホッとミュージック」に出演している。

 新曲「さだめの海」は、結ばれない大人同士の恋愛の深さや切なさを、穏やかなメロディーで歌い上げている。カップリング曲の「シリエトク」はアイヌ語で「地の果て」を意味し、「知床」が語源。別れた男性を追って北の果てまできた女性の悲哀や強い心情を、演歌ロック仕立てで表現している。

 キャンペーンで武雄市を訪れた瀬口さんは「皆さんの温かい声援に自信をいただき感謝。夢を見てもらえるような歌を届けていきたい」と話した。

 ▽シングル「さだめの海」は1500円(税込み)。県内のレコード店などで販売中。(坂本有佐)