神 埼 市 郡

剣道とハンドボールをPRするくねんワン(左)とくねんニャン=神埼市神埼中央公園体育館
大会をPRするゆめきち(左)とゆめこ=吉野ヶ里町文化体育館

 神埼市では、国スポのハンドボールと剣道が開催される。メイン会場はアリーナと武道場がある神埼中央公園体育館。ハンドボールは、2023年の鹿児島国体で優勝した日本ハンドボールリーグのトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA(神埼市)が、普段から練習しているトヨタ紡織九州クレインアリーナでも実施される。

 吉野ヶ里町は、国スポのバレーボールとハンドボールの会場となる。21年10月にオープンした吉野ヶ里町文化体育館では、天井の高さが約12・5メートルと開放的なアリーナで競技が行われる。アリーナの出入り口に接する吹き抜けのホールは、ガラス張りで自然光を取り込む明るい空間となっており、勾玉をイメージした曲線でデザインされている。(樋口絢乃)

 

 

<ちょっとそこまで>櫛田宮で必勝祈願を

 必勝祈願をするなら、ハンドボールと剣道の会場となる神埼中央公園体育館から近い櫛田宮(神埼市神埼町)。1900年以上の歴史があり、災難よけや縁結び、家内安全のご利益があるとされる。

 地域の部活動や少年野球のチームなどが必勝祈願に訪れるといい、樹齢千年の「琴の楠」を息を止めて7回半回ると願いがかなう、という言い伝えに挑戦するのも楽しい。敷地内のカフェ「ラナカフェ」では、地元産の野菜を使った料理や自家製スイーツ、ドリンクを提供している。

 バレーボール、ハンドボールが実施される吉野ヶ里町文化体育館から車で10分走ると、道の駅「さざんか千坊館」(松隈)がある。県内外から仕入れた豊富な野菜や米を取り扱う。温泉施設・山茶花の湯(石動)まで足を延ばせば、脊振山脈の絶景を一望しながら疲れを癒やすことができる。

三 養 基 郡

ソフトボールをPRするてんりゅうくん=上峰町中央公園多目的広場
特設ブースの前で競技をPRするみやっきー=みやき町のこすもす館
卓球会場への来場を呼びかけるきやまん=基山町総合体育館

 基山町は国スポ・全障スポの卓球が開催される。会場となる基山町総合体育館では、トイレの洋式化や床の研磨などの改修工事を行ったほか、施設内のエレベーターを「SAGA2024」のデザインを施した大会仕様にラッピングした。

 みやき町では国スポのバレーボールを中原体育館、ソフトボールを三根運動場で実施する。会場などの町内4施設に横断幕や懸垂幕を掲げてムードを盛り上げ、こすもす館ではオリジナルグッズやパンフレットなどの展示もしている。

 上峰町は国スポのソフトボールと全障スポのフットソフトボールが、同町中央公園多目的広場で行われる。フットソフトボールは、ソフトボールのルールを基本にサッカーボールを蹴って行う競技。会場には障害の有無を問わず楽しめるインクルーシブ遊具も併設している。(井手一希)

 

 

 

 

<ちょっとそこまで>基山PA物産所必見

 卓球が開催される基山町を車で訪れるなら、九州自動車道上り線の基山パーキングエリア(PA)にある物産所「基山ふるさと名物市場」まで足を延ばしたい。一般道からも気軽に立ち寄ることができ、新鮮な野菜や果物のほか、エミューの肉を使ったハムやカレーなど珍しい商品も扱っている。

 みやき町ではバレーボール、ソフトボール会場からそれぞれ車で10分ほどの「市村清記念メディカルコミュニティセンター」(白壁)内のアンテナショップ「Cafe & Gift MIYAKIYA」がおすすめ。女性に人気の国産大豆を使ったデザートや塩石けんなど品ぞろえが豊富だ。

 上峰町坊所のエビフライ専門店「EBI研究所」の敷地内には、全国でも珍しい冷凍エビフライが購入できる自動販売機がある。厳選したブラックタイガーを使用し、身が大きくプリッとした食感が特徴だ。