2023年は、10年ぶりの発掘再開で全国的な注目を集めた吉野ケ里遺跡をはじめ、スポーツからライブや各種イベントの拠点となるSAGAアリーナのオープン、JR九州佐賀駅内の本屋復活など、文化・芸術の話題が豊富な一年だった。
吉野ケ里遺跡の“謎のエリア”から出土した石棺墓(せっかんぼ)は、古代史のロマンをかき立てた。九州最大級のアリーナはB’zなど人気アーティストのライブなどにファンが詰めかけ、直木賞作家今村翔吾さんによる「佐賀之書店」は県内の読書愛好家に歓迎された。池田龍雄回顧展など芸術の神髄に触れる企画展も開かれた。コロナ禍を抜け、再び文化が身近になった一年を振り返る。
■美術・工芸
竹久夢二、池田龍雄展盛況 今右衛門さん日本陶磁協会金賞
大正ロマンを象徴する叙情画家竹久夢二(1884~1934年)の新春特別展が2月上旬までの約1カ月間、佐賀市の県立美術館で開かれた。たおやかな着物姿の美人画が出迎え、新春らしい華やかな会場に約1万3千人が魅了された・・・(▶続きはこちらから)
■文芸
作家・今村翔吾さん本屋開店 直木賞作家・原尞さん死去
直木賞作家の今村翔吾さん(39)=滋賀県=が12月、JR佐賀駅に「佐賀之書店」をオープンした。書店空白地帯となっていた県庁所在地の主要駅に書店が復活し、多くの人が感謝とともに店を訪れた・・・(▶続きはこちらから)
■歴史
吉野ケ里遺跡「謎のエリア」から石棺墓 34年前の「フィーバー」再び
昨年度から本格的な発掘調査が再開されていた国指定特別史跡・吉野ケ里遺跡(神埼市郡)で、弥生後期~終末期の石棺墓せっかんぼ(せっかんぼ)が見つかった・・・(▶続きはこちらから)
■ステージ
SAGAアリーナ開業 B’zらライブやアイスショー
収容人数8400人を誇る大型施設「SAGAアリーナ」が5月、佐賀市で開業した。有名ミュージシャンのライブやアイスショーに県内外から多くの人が詰めかけ、にぎわいを見せた・・・(▶続きはこちらから)