事故現場に駆けつけて対応した男性ら。左から武雄市の自動車整備工場経営の樋渡裕一郎さん、武雄市交通指導員の山口好文さん、近所に住む山口勝弘さん=武雄市の武雄署

 武雄署(川副正弥署長)は、交通事故発生時に通報や交通誘導を行った武雄市東川登町の樋渡裕一郎さん(56)、山口好文さん(73)、山口勝弘さん(72)に感謝状を贈った。

 11月6日に町内の国道で軽トラックと大型トラックが正面衝突した事故で、目撃した樋渡さんはすぐに駆け付けて警察に通報し、車体に体を挟まれた運転手に声をかけた。近くに住む山口勝弘さんは、事故車両の移動先などとして自宅の駐車場を提供。武雄市の交通指導員を務める山口好文さんは、制服に着替え、停止灯を持って交通整理に当たった。

 川副署長は「事故を見かけても通り過ぎる人が多い中、勇気ある積極的な行動に感謝する」とねぎらった。3人は「安全安心のために義務を果たせて良かった」と話した。(上田遊知)