農業や食料の大切さを考える小中学生の作文・図画コンクール「わたしたちのくらしと農業」(JAグループ佐賀主催、佐賀新聞社など後援)の表彰式が10日、佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&リゾートで開かれた。保護者が見守る中、入賞した児童、生徒が賞状を受け取った。
コンクールは48回目で、佐賀県内の109小中学校から作文543点、図画461点の応募があった。小学1~3年生、同4~6年生、中学生の3部門で計42人が入賞した。
知事賞受賞者の作文朗読があり、晴田小3年の本山陽翔(はると)君は祖父母の畑仕事の手伝いを通じて、「一番大切なことは笑顔で感謝の気持ちを持って食べること」に気づいたと発表した。
三根西小6年の吉丸涼葉さんは、花を育てることで家族や地域に癒やしを届ける祖母を紹介した。鍋島中1年の中尾晃太朗さんは、農業の後継者不足の理由を推測し、「農業は生活になくてはならない存在」と大切さを訴えた。
式では、JAさがの西史明常務理事が「佐賀の農産物を食べながら、作品に込めた思いを大切にしてもらえれば」とあいさつした。
図画の入賞作品は18日から、佐賀市の県JA会館で展示する。(草野杏実)
その他の知事賞の受賞者は次の通り。(敬称略)