会場に並べられた数多くの人形。供養が行われ、参列者たちはこれまでの感謝を伝えた=佐賀市のJAプレアホールさが

会場に並べられた数多くの人形。供養が行われ、参列者たちはこれまでの感謝を伝えた=佐賀市のJAプレアホールさが

 家庭で大切にしてきたぬいぐるみや人形を供養する「人形感謝祭」が3日、佐賀市神野東のJAプレアホールさがで開かれた。ひな人形やぬいぐるみなど1万1308体が祭壇にぎっしりと並べられ、丁重に供養された。

 今年で14回目。子どもが巣立った70~80代から、飾る機会が減ったひな人形が持ち込まれるケースが多いという。会場には「子どもを守ってくれてありがとう」など、人形への感謝がつづられた手紙も展示された。

 幼少の頃、肌身離さず寝る時も一緒だった「トムとジェリー」のジェリーのぬいぐるみを供養した佐賀市の高椋里恵子さん(60)は「とてもごみとしては出せない。還暦を迎え、退職し、やっとこういう機会に参加できた。供養できて気持ちがすっきりした」と目を潤ませた。

 会場では生花アレンジメント教室や地元農産物の販売などもあり、家族連れなどでにぎわった。人形感謝祭は10日にJAプレアホール武雄(武雄市)、17日に同とす(鳥栖市)で開かれる。(福本真理)