高校生活の魅力を伝える30秒以内の動画を作り、プレゼンテーションするコンテストが3日、佐賀市のゆめタウン佐賀で開かれた。25作品の中から予選を勝ち抜いた5作品が参加し、制作した高校生がコンセプトや学校の特長をアピールした。魅力的な地域の中で青春を過ごす姿を動画とプレゼンで紹介した鹿島高が優勝した。
県教委がICT教育の一環として情報活用のプレゼン大会を2014年度から9回実施し、今回「高校生活CM&プレゼンコンテスト」にリニューアルした。
優勝した鹿島高の動画は「青春を探せ」がテーマ。授業風景から始まり、生徒が酒蔵通りや祐徳稲荷神社を歩き、干潟に制服で飛び込むなど高校生活を楽しむ様子を描きながら、学校や地域の魅力を伝えている。プレゼンには生徒3人が登壇し、コントのような掛け合いで聴衆を引き込んだ。
生徒らは「コロナ禍にできなかったみんなとの思い出づくりができた」と振り返った。審査ではクラスメートが協力して制作したことなどが評価された。
鹿島高と準優勝した厳木高の動画は、ゆめタウン佐賀とJR佐賀駅のデジタルサイネージ(電子看板)で18日から1カ月間、放映される。(福本真理)