木製玩具を手に「もくいくてん」をPRする佐賀大芸術地域デザイン学部3年の中島幸多郎さん=佐賀市の同大

 佐賀大芸術地域デザイン学部の学生が木製玩具を制作し、9日から佐賀市の佐賀大美術館で展示会「もくいくてん」を開く。触れて遊ぶことができ、10日には端材を使った木のおもちゃ作り体験もある。14日まで。

 同学部の専門科目「地域創生フィールドワーク」の受講生のうち14人が、1年かけて準備した。木育活動を進める認定NPO法人とす市民活動ネットワークから、県産材を使った玩具制作の依頼を受けた。同NPOから木育や県内の森林の現状を学び、取り組んだ。

 積み木としても立体パズルとしても遊べる「くみきのつみき」を作った3年の中島幸多郎さん(20)は「子どもが長い間遊べるように考えた。大人も頭を使って楽しめる」と話す。このほか、土台と積み荷を組み合わせて遊ぶ「のっけて! ふしぎななかまたち」など12種類が並ぶ予定。

 午前10時~午後5時で、11日は休館。入場無料。10日正午~午後4時にはおもちゃ作り体験(無料、材料がなくなり次第終了)もある。(宮﨑勝)

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