完成した顕微鏡をのぞき、細胞を確認する児童=佐賀市の諸富北小

 東京工業大OBによる理科の出前授業がこのほど、佐賀市の諸富北小、諸富南小、中川副小で開かれた。児童は実験道具を製作し、実際に試しながら理科の面白さを体感した。

 子どもたちに理科の楽しさを伝えようと「蔵前理科教室ふしぎ不思議(くらりか)」として全国で活動しており、佐賀県内では4年ぶりの開催となった。

 今回のテーマは「微生物学の父」と呼ばれるレーウェンフックが使ったものと同じ原理の顕微鏡で、直径2ミリのガラス玉をプラスチック板に押し込み、170倍の単眼式顕微鏡を製作。タマネギの薄皮に赤い染色液を垂らし、細胞を観察した。

 諸富北小では4年生に授業を行った。児童らは小さな穴をのぞき、「レンガみたいに並んでいる」「核が見える」と声を上げていた。ストッキングの布片や砂糖なども観察し、相良芽花さんは「砂糖は雪の結晶のようだった。目では見られないものが見えて楽しい」と笑顔で語った。

 くらりか代表の池田修さんは「身近な物で工作し、試すことで達成感を味わい、理科の楽しさを知ってもらいたい」と話した。(福本真理)