「ヨコハマ ホットロッド・カスタムショー」に出展するカスタムバイク(提供写真)

カスタムバイクを出展する書道家の山口芳水さん=佐賀市神園

 佐賀市の書道家山口芳水さん(43)らが手がけたバイクが、国内最大級の車とバイクのカスタムショー「ヨコハマ ホットロッド・カスタムショー」に出展される。ハーレーダビッドソンのエンジン以外はほぼ手作りで、約2年をかけて製作。「世界一細いバイク」を目指してガソリンタンクをなくした独創的なデザインが評価された。

 ハーレーダビッドソンの大ファンという山口さんは、5年前からカスタムバイク作りに取り組んでいる。「世界一細いバイク」のコンセプトは、大きな自動車の横をすり抜けられるように車体を細くしたという米国のバイク文化から着想を得た。

 「GALLON(ガロン)」と名付けたバイクはガソリンタンクをなくす代わりに、缶と細い管をつないでガソリンを供給することで幅46センチの車体を実現した。唐津市にバイク店「DEEP DIG」を構えるTATSUさんと共同制作し、車体の細さでギネス世界記録に申請することも計画している。

 イベントは国内外から注目を集め、2万人以上が来場する。今年は12月3日に開催され、約500台のカスタムバイクなどが展示される。山口さんは、ハーレーダビッドソンのタイヤの上で鉄のワシが羽を広げる作品なども、インスタレーションとして展示する。

 バイクを立体造形として捉える山口さんにとって、バイクと書道のデザインは通じる部分が多いという。イベントでは優秀なバイクが表彰され、「出場するからには総合優勝を狙いたい。大会まで妥協なしでバイクを完成させていく」と意気込みを語った。(坂本有佐)