各分野の第一線でリーダーとして輝きを放つ佐賀県出身者たち。「東京の佐賀人 リーダーの挑戦」では近況を伝えるとともに、推進力の源となっている志や課題意識に焦点を当て、展望を聞く。第2回は年金積立金管理運用独立行政法人理事長で、農林中央金庫で副理事長などを歴任した宮園雅敬氏(70)=鹿島市出身。金融の世界にもDX(デジタルトランスフォーメーション)の波が押し寄せる中、「あくまで主体は金融。生成AIを飼いならすという気概でやっていく」と語る。(聞き手・大橋諒)

 

■宮園雅敬(みやぞの・まさたか)
 1953年鹿島市生まれ。鹿児島ラ・サール中、高―東京大法学部卒。1976年農林中央金庫に入庫し人事部長、総合企画部長、常務理事、専務理事、副理事長を歴任。農林漁業金融と国際分散投資に40年以上携わる。企業年金連合会理事長を経て、2020年4月から現職。音楽鑑賞が趣味でクラシックを中心に数多くのレコードやCDを収集している。東京都杉並区。

■一問一答