事故の危険性や正しい交通ルールを学ぶ交通安全教室がこのほど、佐賀市の小中一貫校芙蓉校で開かれた。通学で利用することが多い自転車などの事故をスタントマンが再現し、小学3年以上の児童生徒約100人が交通安全の意識を高めた。
スタントを通じて事故の衝撃、恐ろしさを視覚的に学ばせる「スケアードストレート方式」により、スタントマンが自転車や乗用車、トラックなどで並走や内輪差による巻き込み事故などを実演した。車の死角に隠れた自転車が横断中に跳ねられる「ドン!」という衝撃音の大きさに、驚きの声が広がった。
自転車で通学している中学3年の石丸拓磨さんは「ちょっとした油断で事故が起こることを実感した」と話した。県教育委員会が主催し、地域の交通安全協会らも参加した。(松尾綺子)