今年から練習拠点を鳥栖市に移したバレーボール女子・Vリーグ1部の久光スプリングスが、競技を通じて子どもたちを育む「スプリングスアカデミー」を立ち上げる。スポーツに親しむキッズから、技術向上を目指すU12(12歳以下)まで3クラスを開設する。12月5日からの本格始動を前に、19日に同市のサロンパスアリーナでキッズとU12の体験会が開かれた。
バレーボールの技術強化だけでなく、基礎体力の向上、スポーツを通じた人間的な成長を目的に、子どもの発達・発育に合わせて実技指導をする。2021年に神戸校を開設しており、今年から鳥栖を本校として2カ所で行う。
キッズ(週1回)は小学1~3年で、スポーツをしてみたい子、運動を得意にしたい子らが対象。ジュニア(週1回)は同4~6年で、スポーツが好きな子、チームスポーツをやってみたい子、U12(週2回)も同4~6年でバレーがうまくなりたい子らを募集する。
いずれも先着順に男女30人程度を募り、トップチームのコーチをはじめ現役選手、OGも不定期で指導する。各クラスとも入校金、月謝が必要。来年にはU15のクラスも創設を予定している。
19日の体験会には、OGの新鍋理沙さんがキッズクラスの16人を指導した。田代小3年の黒田美桜さんは「初めてバレーをしたが優しく教えてもらい楽しかった。もっと練習したい」と笑顔を見せた。
体験会は12月2、3日も開く。問い合わせ、申し込みは久光スプリングスのウェブサイトから。(鶴澤弘樹)