今季一番の寒気が流れ込み、雪が積もった天山登山口=18日午前、唐津市厳木町天川(撮影・米倉義房)

天山山頂に向かう道沿いのサザンカに積もった雪=18日午前、唐津市厳木町天川(撮影・米倉義房)

昨年より29日も早い初冠雪を記録した天山=18日朝、佐賀市鍋島町(撮影・中島克彦)

 佐賀地方気象台は18日、天山が初冠雪したと発表した。平年より21日早く、昨年より29日早い。九州地方には今季一番の強い寒気が流れ込み、冷え込みが厳しくなった。11月の初冠雪は2015年以来8年ぶり。天山の山頂付近は雪で白く染まり、登山口はうっすらと積雪していた。

 九州北部の上空約5500メートルにはマイナス24度以下の強い寒気が流れ込んだ。冬型の気圧配置となり、18日の県内の最低気温は、嬉野市4・9度、伊万里市5・0度などで平年を下回った。

 佐賀地方気象台によると19日の県内は寒気の影響などで曇りとなる見通し。

 福岡管区気象台によると、18日は福岡・佐賀県境の脊振山(1055メートル)でも初冠雪を観測した。福岡県では11月としては10年ぶりに「初雪」の観測もあった。(中島幸毅)