美と健康をテーマとした新規ビジネスを支援する県のプログラムに採択されたメンバーら=佐賀市の県市町会館

蓮の花などを使用した商品作りの展望について話す「美蓮in白石」のメンバー=佐賀市の県市町会館

 佐賀県が美容と健康分野でのスタートアップや新規事業を支援するプログラムで、本年度は県内外の企業・団体の11チームが取り組む。各チームが磨き上げた商品を披露・販売する場として来年3月、百貨店などに期間限定の出店を目指す。

 事業に選ばれたチームは、県やメンターらの指導を受けながら5カ月間で事業を磨き上げる。

 「美蓮inしろいし」は白石町のレンコン農家5人組で、蓮の花や葉を使ったアロマ商品の製作に挑戦する。「RAPHAS JAPAN」(ラファス・ジャパン、東京都)は、有効成分を肌に直接届ける先端技術「溶解性マイクロニードル」の製造技術の育成を図る。

 11チームは10月、佐賀市内でキックオフイベントを開き、参加する企業や団体が、ビジネスのアイデアや展望を語った。前年度に参加した大石膏盛堂(鳥栖市)と杉彫(鹿島市)も登壇し、活動や開発した商品について話した。大石膏盛堂の担当者は「(取引形態の)BtoC(企業対個人)が苦手で参加した。多角的なアドバイスをもらえるメンタリングが非常に役に立った」と振り返った。(小島発樹)

 

 その他の参加チームは次の通り。(敬称略)

 イノベーションパートナーズ(嬉野市)
▽Quest(佐賀市)
▽佐嘉酒造(同)
▽佐嘉平川屋(武雄市)
▽三栄興産(唐津市)
▽プライベートサロンSaga(佐賀市)
▽ボンジュール(嬉野市)
▽マグノリア(福岡県)
▽祐徳薬品工業(鹿島市)