岸田文雄首相は、過去に税金滞納を繰り返していた自民党の神田憲次財務副大臣の辞任を受け入れた。事実上の更迭だ。 9月に第2次岸田再改造内閣が発足後、不祥事による政務三役の辞任は3人目だ。人事権者として内閣の布陣を「適材適所」と強調した首相の政権が信任に値するのか、強い疑念が生じてこよう。