4日にポルトガルで開幕する柔道の世界ジュニア選手権大会に、男女の日本代表18選手が出場する。佐賀県勢では女子78キロ級に佐賀商高3年の中野弥花が選出された。初めて臨む中野は「レベルは高いが優勝を目指す」と闘志を燃やす。

 中野は今夏の全国高校総体78キロ級で頂点に立ち、9月の全日本ジュニア体重別選手権では決勝で大学生に競り勝って栄冠を勝ち取った。海外の大会では昨年の世界カデ(15~17歳)選手権で3位に入り、今年7月にはチェコで開かれた国際大会で銀メダルを獲得した。

 昨年の世界カデ前の全日本合宿で世界ジュニアに出場する代表選手を目の当たりにした。「みんな輝いていた。自分もいつかこんな選手になりたい」と憧れを抱いた。