レスリングフリースタイルで優勝した(前列左から)松原拓郎(少年男子65キロ級)、甫木元起(同92キロ級)、小野正之助(成年男子61キロ級)と準優勝した(後列左から)白井達也(成年男子86キロ級)、河野兼多朗(少年男子55キロ級)、女子で県勢初入賞を果たした田中ゆき(53キロ級)=日置市吹上浜公園体育館(撮影・山田宏一郎)

 鹿児島県で開かれている特別国民体育大会「燃ゆる感動 かごしま国体」のレスリング競技のフリースタイルで22日、成年男子61キロ級の小野正之助(山梨学院大)と少年男子65キロ級の松原拓郎(鳥栖工高)、同92キロ級の甫木元起(同)が頂点に立った。佐賀県勢の優勝は、団体と個人を通じて今大会初めて。

 小野は立ち上がりから得点を奪い、最後まで安定感を見せた。松原は果敢に攻め続けてテイクダウンを奪うなどして4―0で勝利。甫木はローリングなどで得点を重ねてテクニカルスペリオリティー勝ちだった。

 このほか、成年男子86キロ級の白井達也(チームSSP)と少年男子55キロ級の河野兼多朗(鳥栖工高)が準優勝。女子53キロ級の田中ゆき(チームSSP)が5位で県勢女子初の入賞を果たした。(小部亮介)