「江見沖伝統文化祭」が10日、みやき町の江見八幡神社で開かれた。新型コロナウイルスの影響で中止が続き、4年ぶりの開催。境内では太鼓演奏やよさこい踊りなどが披露され、多くの親子連れでにぎわった。
江見地区では1910(明治43)年から五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う秋祭り「江見沖神事」が催されてきた。伝統文化祭は18年前の3町合併を機に、近隣地区と共に地域の伝統文化を継承する祭りとして定着している。
祭りは上宮にあたる西乃宮八幡宮からの「お下り」でスタート。子どもみこしもあり、園児や小学生がそろいの法被姿で「わっしょい わっしょい」と声をからしながら街中を練り歩いた。その他、多彩な出し物や屋台で盛り上がっていた。
子どもみこしに参加した三根西小5年の大川裕誠君は「この日のためにお小遣いをためた。久しぶりの祭りはとても楽しい」と笑顔。同区の西牟田豊春区長は「地域の交流が広がるよう祭りを絶やさず盛り上げたい」と話した。(井手一希)