今年6月に開催された「第8回佐賀県高校ものづくり溶接競技大会」(県、県溶接協会主催)の表彰式が24日、佐賀市のホテルグランデはがくれで行われた。大会には7校から過去最多の31人が出場し、団体で北陵(佐賀市)が初優勝を飾った。
式では、県溶接協会の森孝一理事長が「年々高校生の溶接レベルが上がり、各校の実力が拮抗(きっこう)してきた。これからも技術を磨き続けてほしい」とあいさつ。県産業労働部の林靖生副部長が、北陵高の生徒らに表彰状などを贈った。
個人でも頂点に立ち、団体優勝の立役者となった同校3年の石橋優翔さんは「普段から複数枚の鉄板を使って練習し、1枚ごとに課題点を見つけて同じ失敗をしないよう心がけている。11月にある溶接の試験に向けて細かい部分まで修正し、完璧を目指したい」と話した。
団体優勝校と個人の上位入賞者は、県代表として今月5日に鹿児島県で行われた九州大会に出場した。(伊東貴子)
その他の受賞校・受賞者は次の通り。(敬称略)