銅板のレリーフ製作に取り組む参加者=佐賀市のポリテクセンター佐賀

 小学生と保護者を対象にした「ものづくり体験教室」が6日、佐賀市の佐賀職業能力開発促進センター(ポリテクセンター佐賀)で開かれた。四つのプログラムが用意され、参加した親子25組が夏休みの工作にぴったりのものづくりを楽しんだ。

 銅板のレリーフを製作するプログラムでは、紙に下書きしたイラストをボールペンでなぞって薄い銅板に写し、ヘラなどを使って立体的に加工。黒っぽい色を付けて磨きをかけ、アンティーク風に仕上げた。体験した木村美弥さん(赤松小4年)は「力を入れて作るのが難しかったけど、かわいくできたのでうれしい。リビングに飾りたい」と笑顔を見せた。

 ポリテクセンター佐賀の野口大訓練課長は「体験を通して、ものづくりの奥深さを知ってほしい。子どもたちが産業界に関心を持つきっかけになれば」と期待を込めた。九州職業能力開発大学校(北九州市)の学生が製作したロボットを操作体験できるコーナーも設けられた。(福地真紀子)