福岡市のベンチャー企業が開発し、6月に打ち上げ成功した小型人工衛星に、佐賀のものづくりの技術が生かされている。基山町の田中特殊金型製作所(田中雅範社長)が得意の3次元の曲面を削り出す技術を生かし、約20種類のアルミ部品を製造、小型・軽量が特徴の「SAR衛星」の活躍を支える。