神集島の海岸で清掃活動に励む児童=唐津市の白浜海岸海水浴場(提供写真)

 唐津市の湊小(諸永成樹校長)の5年生14人が、校区内の離島・神集島の白浜海岸海水浴場で清掃活動に取り組んだ。本格的な海水浴シーズンを前に、安全に砂浜で遊べる環境づくりに貢献した。

 児童たちは長さ130メートルの砂浜に打ち上げられた海藻や木くず、ペットボトルなどを拾った。大きな流木や空き瓶も流れ着いており、きれいになった海岸に笑顔がはじけた。清掃の後は、九州海事広報協会と九州運輸局佐賀運輸支局の担当者から船や港の役割、救命胴衣の着用方法を学んだ。

 旧神集島小は2011年に閉校し、現在児童1人が定期船で湊小に通学している。活動は日本海事広報協会の「全国ビーチウォーク&クリーンアップ大作戦」の一環。佐賀県旅客船協会が主催、九州海事広報協会が共催し、島への定期船を運航する唐津汽船が協力した。(松岡蒼大)