佐賀工の前村和哉

 相手投手のストレートをいかに打ち崩すかを考えていた。安打もあったが、自分の打撃に点数を付けるなら百点満点中20点にも満たないくらい。打つべき球を打てずに悔いが残った。

 センターの守備では五回に鋭い当たりを滑り込みながら取ることができた。相手の4番に本塁打を打たれた直後で、切り替えるためにやれることをやろうとした結果。練習した成果を出すことができた。

 この仲間と野球をした時間は財産になった。後輩たちには自分の力を出し切り、最後の一球まであきらめずプレーしてほしい。