佐賀女子高新体操部は、佐賀女子にしかない大技の成功や交換の移動をなくすために数をこなす練習をしてきた。新型コロナウイルス対策が緩和され、観客がいる中での試合は、以前とは違った緊張を感じる試合となった。県高校総体では優勝を勝ち取ることができた。しかし、優勝したことの喜びに加え、小さな連係ミスがあり悔しい思いが残った。
チームリーダーの岩田萌花選手は、全国高校総体に向けて「目標は日本一なので、妥協なく自分たちの納得のいく演技をやりきることはもちろん、見ている人に佐賀女子の魅力が伝わるような一演技にする」と意気込みを語った。
新体操部の演技は華やかで、たくさんの人に感動を与えた。優勝した喜びと悔しさを胸に、練習に励んでいる選手たちのまなざしは熱い。きっと全国では県大会での悔しさを乗り越えて納得のいく演技をし、笑顔で帰ってきてくれるだろう。(文・永池華望=生徒会)
北海道や山形など4道県を舞台に22日に開幕し、高校生アスリートが競い合う全国高校総体(インターハイ)に向け、佐賀県内から出場する選手たちを出場校の生徒が取材した。佐賀新聞社と県内高校による共同企画「メディアティーンズさが」の取り組みとして、チーム出場の選手を中心とした男女計47組を14日から3日間にわたって紹介する。
■MEDIA TEENS SAGA(メディアティーンズさが) 県内高校の放送部や新聞部などメディア系部活動を応援する佐賀新聞社の取り組み。高校生が独自に取材した記事や写真・映像を、佐賀新聞の紙面や電子版で公開する。