工業系高校の生徒が学習成果を競う高校生ものづくりコンテスト九州地区大会の電気工事部門が8、9の両日、鳥栖市の鳥栖工業高で開かれた。九州・沖縄の各県代表8人が与えられた課題に沿って素早く、正確な配線工事に挑み、長崎県代表の稲田遥稀さん(長崎工業高3年)が全国大会出場を決めた。
競技は制限時間2時間で行われ、生徒たちは施工図や施工条件に沿ってケーブルを手際よく切断するなどして縦横1・8メートルのパネルに配線や器具を取り付けていった。電灯類が正しく動作するか、図面通りの接続や配線が行われているかなどを審査した。
佐賀県代表の鳥栖工業高3年・西牟田麗王さんが2位に入り、「手直しに時間をかけることができ、自分なりに納得いくものはできた」と話した。1位の稲田さんと、開催県枠のある佐賀県大会で最優秀賞だった中村蓮哉さん(佐賀工業高2年)は11月に鳥栖工業高で開かれる全国大会に進む。(樋渡光憲)
▽上位成績は次の通り。(敬称略)
(1)稲田遥稀(長崎工業高3年)(2)西牟田麗王(鳥栖工業高3年)(3)渕上芽衣(熊本・水俣高3年)