佐賀県内では、観光地を中心に、宿泊施設の改修や新設が進んでいる。昨年9月に開業した西九州新幹線をはじめとしたインフラ整備、コロナ禍で冷え込んだ観光業を支援する国や県からの助成が後押ししている。団体から個人旅行へのシフトや、宿泊施設の人手不足への対応を念頭に、「高付加価値化」が改修、新設のキーワードとなっている。
観光庁は2021年度から、「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」として、地域の特色を生かしたブランディングを図る市町や団体を対象に助成をしている。地域ごとに観光地活性化に向けた計画を策定し、応募。その後、助成を希望する事業者を募る。