講師を務めるフォトジャーナリストの安田菜津紀さん(C)️Dialogue for People

 佐賀新聞労働組合は22日午後2時から、「地方から見た多様性」をテーマとした市民対話集会を佐賀市のアバンセで開く。フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが「共に生きるとは何か―難民の声、家族の歴史から考えた多様性―」と題して講演する。パネル討議も行い、共生社会との向き合い方について考える。

 安田さんは神奈川県出身。認定NPO法人「Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)」の副代表を務め、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進めている。講演に関し、「軍事侵攻を受けたウクライナから日本に逃れてきた人々のことが大きく報じられ、佐賀県内にも身を寄せる人々がいる。共生社会のために足元から何を伝えるべきか、皆さんと考えていきたい」と話す。

 パネル討議は、佐賀新聞でコラムを執筆中の僧侶の古川潤哉さん(伊万里市)や佐賀新聞社の記者らが登壇し、参加者も交えて意見を出し合う。

 集会は市民とともにある報道を目指して開き、4年ぶりに開催する。参加無料。参加希望者は専用の応募フォームから申し込む。定員60人(先着順)。問い合わせは同組合、電話090(2398)9997(午後6~9時)。

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