6月にキルギスで開催されたレスリングのU17アジア選手権に日本代表として出場し、3位の成績を収めた鳥栖工業高2年の中島拓摩選手と、7月12日からヨルダンで行われるU15アジア選手権に出場する鳥栖中3年の藤瀬夏唯選手が5日、鳥栖市の向門慶人市長を表敬訪問した。
2人を指導する小柴健二監督と訪れた。中島選手は国際大会は初めてで、グレコローマンスタイル55キロ級に出場した。1回戦は優勝したイランの選手に敗れたが、敗者復活戦で残り数秒から逆転勝ちし、3位決定戦でキルギスの選手に守りを固めて判定勝ちを収めた。
中島選手は「ずっと自分が前に押していたのが良かった」と大会を振り返り、レスリングの魅力を「技を狙っても、ほんの少し、ミリ単位違うだけでかからなかったりする。一つ一つの細かい部分が面白い」と語った。
藤瀬選手は3月のU15日本代表選考会フリースタイル68キロ級で優勝し、初めての国際大会に挑む。「今は緊張しているけれど、海外の人にしっかり勝ってメダルを取って来たい」と話した。U15アジア選手権には鳥栖工業高1年の花原大翔選手も出場する。(樋渡光憲)