高志館高校食品流通科では、クッキーやパウンドケーキ、みそなど、地域特産物を活用した商品開発に取り組んでいます。佐賀市の「わいわいコンテナ2」の販売会には先輩方が例年参加されていることもあり、「本年度もぜひ出店を」とのご依頼を受け、出店しました。
「わいわいコンテナには親子連れの買い物客が多い」と聞いていた私たちは今回、食品クラブで商品開発に取り組んでいるイノシシソーセージパンを使い、子供向けの食育活動にも取り組みました。イノシシソーセージパンは、一般には害獣として捕らえられているイノシシの肉を有効利用するために開発した商品です。佐賀大と連携して製造したイノシシソーセージを使っています。これまでの取り組みで地域の方に試食していただいた結果をもとに、サイズ感や味にこだわって試作を繰り返し、約2カ月をかけて完成させました。
人形劇を使った食育活動では「イノシシ肉もおいしく食べられることが分かった」と言っていただき、ジビエ肉普及活動に取り組む私たちにとって、原動力となっています。
私たちは、今回の販売会や食育活動を通し、人と触れ合うことの楽しさに気が付くことができました。私たちは卒業後、接客業や製造業といった仕事に就職を考えています。たくさんの地域の方と関わりながら進めてきたこの活動で学んだことを生かし、これからも頑張っていきます。
(高志館高校食品流通科 田中結愛、中川未來、松永真優)