駅の利用者や買い物客に薬物乱用防止の啓発グッズを配る高校生=佐賀市のJR佐賀駅前交流広場

 麻薬や覚醒剤などの薬物乱用防止を呼びかける街頭キャンペーンが4日、佐賀市のJR佐賀駅や佐賀駅バスセンター周辺で行われた。佐賀商業高や佐賀学園高など市内六つの高校やボランティア団体から約80人が参加し、薬物乱用の危険性と正しい知識の普及を訴えた。

 参加者は「ダメ。ゼッタイ。」と書かれた腕章や黄色いたすきを身に着け、行き交う人々に声をかけながら啓発グッズ800セットを配った。国内外の薬物乱用防止活動や啓発事業に活用する「国連支援募金」への協力も、併せて呼びかけた。

 高志館高2年でJRC部部長の田中丸みちるさんは「知らない人に自分から声をかけるのは緊張したけれど、これからも広くPRして、誰も危険な薬物に関わらない世の中にしていきたい」と話した。

 キャンペーンは8月5日まで、県内8カ所で実施される。(伊東貴子)