開幕戦勝利に向けて、連係を確かめるレットル佐賀の選手たち=神埼市のクレインアリーナ

 第48回日本ハンドボールリーグの男子が8日、開幕する。昨季5位のトヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA(レットル佐賀、神埼市)は、磨きをかけた連係を武器に、13年ぶりのプレーオフ進出を目指す。初戦は佐賀市のSAGAプラザで午後2時から、琉球コラソン(沖縄、昨季7位)と対戦する。

 レットル佐賀は昨季、4位までが出場できるプレーオフ進出を最後まで争い、4位と勝ち点差1で逃した。今季から1チーム増え、13チームが2回戦総当たりで戦う。7月は5試合あり、開幕ダッシュで勢いを付けたい。

 昨季から3人が引退、退団し、新たに4選手が加わった。安芸高田ワクナガハンドボールクラブ(広島)から日本代表として東京五輪に出場した成田幸平(34)が加入。大卒ルーキー3選手はいずれもU19代表を経験しており、期待が持てる。6月にあった前哨戦の全日本社会人選手権では、新加入の4選手も出場。5年ぶりに進出した決勝リーグでは昨季リーグ1、2位のチームに善戦するなど、過去最高の3位に入った。

 琉球コラソンは192センチのエストニア出身選手など外国籍選手3人を補強した。全日本社会人選手権に出場していないため、レットル佐賀の岩本真典監督は「データは少ないが、チームでできる準備はすべてやり、地元での開幕戦を飾りたい」と意気込んだ。

 レットル佐賀の開幕戦では、来場者先着500人にレットルTシャツを配布する。(鶴澤弘樹)