よさこいを披露する出演者=佐賀市のJR佐賀駅前交流広場

九州一円から30団体が出演し、躍動感あふれる踊りで観客を盛り上げた

 佐賀県内外のよさこいチームが競演する第7回「Happy Yosakoi Saga」が2日、佐賀市のJR佐賀駅前交流広場で開かれた。4年ぶりの開催で九州一円から30団体約400人の出演者が集まり、躍動感あふれる踊りで観客を盛り上げた。

 「嘉人恋」や「さがさこい連」など県内の12団体をはじめ、各団体がダイナミックな演技を披露した。観客はカラフルな衣装をまとった踊り子が打ち鳴らす鳴子のリズムに合わせて手をたたき、「煽(あお)り」と呼ばれる掛け声に拍手を送った。佐賀を拠点に活動する「はがくれ」の針北美鈴さん(29)=筑後市=は「きれいになった広場で気持ちよく踊れた」と笑顔で汗をぬぐっていた。

 新型コロナウイルス禍で休止していたが、県外団体などから開催を熱望する声が上がり、再開にこぎつけたという。前回までは佐賀市のエスプラッツホールで開き、初めて同広場で実施した。

 主催団体「Happy Yosakoi Saga」代表の鳥山久美子さんは「私はよさこいは『良い世よ来い』と願いをこめた踊りだと思っている。元気やパワーを感じて喜んでもらえたらうれしい」と話していた。(花木芙美)