玄海町は6月30日の大雨に伴って警戒レベル3の高齢者等避難の発令に関する防災メールを送信する際、同月上旬に実施した町水防訓練の際に配信したメールを誤って送信した。職員が配信に用いるシステムの設定を誤ったのが原因としている。

 町は発生した災害に関する情報をサービスの登録者にメールで送信している。町によると、30日午後6時ごろ、「訓練」のタイトルで、3日の水防訓練で使用したメールを誤って送信した。15分後、本来の高齢者等避難の発令に関する内容を送信した。

 誤送信したメールには開放していない避難場所も記載されていた。町の担当者は「町民に迷惑をかけて申し訳ない。今後は複数人で確認するなど再発防止に努める」としている。(松岡蒼大)